【雷公鬼】

「深淵にたくさん「客人」が来たな。あいつらを食べたくて仕方がない。」

深渊里来了不少「客人」呢。我已经按捺不住想要将他们吃掉了。

【金翅鳥】

「迦楼羅様は仰った、深淵に来たあの者達は、まだ食べてはいけないと。」

迦楼罗大人说过了，深渊里的这些人，暂时还不能是我们的食物。

【雷公鬼】

「お前みたいな小鳥の分際で何がわかる？その肉付きの悪い体じゃ、全部食べても全然満足できないな！」

你这只小鸟懂些什么？这没几两肉的骨架，炖成肉汤都不够我喝！

【金翅鳥】

「き……貴様！」

你……你敢！

【雷公鬼】

「お前の羽を抜いて鍋にし、足を乾燥手羽先にして、魔王に捧げれば、もしかしたらお酒がもらえるかもな。」

把你拔毛了炖汤，爪子制成风干鸡爪，我就拿去献给魔王，说不定还能赏我几杯美酒。

【迦楼羅】

「浅はかすぎるぞ。」

这就是你孤陋寡闻了。

背後から迦楼羅の声が聞こえた途端、言い争っていた二人は急に沈黙し、体を動かして道を作った。

身后突然响起迦楼罗的声音，正在争论的俩人一下子噤声，欠身为他让出一条通道来。

【迦楼羅】

「天魔様は見た目だけの食べ物が大嫌いなんだ。天魔様のご機嫌を取るつもりなら、贈り物にぴったりのものを選ばなければ。」

天魔大人最不喜华为不实的食物。你们就算想讨好他，也得挑选出最为合适的礼物才是。

【雷公鬼】

「天魔様の大好物の激辛唐辛子ならどこにでも生えているが、それを使った魔神の肉の料理を魔王様に捧げるのは、さすがにまずいのでは？」

可魔王喜食的魔鬼辣椒，这深渊里四处可寻，总不能以魔鬼椒炮制魔神肉，以献给魔王助力？

【迦楼羅】

「何がまずい？」

这有何不可？

金翅鳥の恐怖に囚われた顔を見て、迦楼羅は笑い出した……

看着金翅乌脸上恐惧的表情，迦楼罗大笑起来——

【迦楼羅】

「新しい「客人」をどう食べるか企むより、早く心を決めて力を蓄え、天魔様と共に深淵を突破すべきだ。その時、「客人」どころか、天域は全てお前達の物になる。」

比起筹划着如何将新来的「客人」吃掉，不如早做打算，积攒力量，追随天魔大人一同冲破这深渊。届时别说区区几个「客人」，整个天域都会是你们的天下。