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第15章 天魔归来 浮光片影·八

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【天剣刃心鬼切】

「善見城にいた時、阿修羅は如何にも真面目そうに振る舞っていたが、深淵では暴虐な気配を全く隠しませんね。」

阿修罗在善见城时一副正义凛然的模样,在深渊里反倒毫不收敛身上那股暴戾之气。

【源頼光】

「ほう?違うと思うぞ、彼は一度も暴虐な本性を隠していない。ただ善見城にいた時は、もう一つの力によって中和され、少し軽減されていたんだ。」

哦?我倒是觉得,他这股暴戾一直未曾有所掩饰。

不过在善见城时有另一股力量中和,所以才显得略有减轻罢了。

【天剣刃心鬼切】

「もう一つの力……それは帝釈天のことですか?ふん、帝釈天はいつも優しく親しみやすそうに見せかけて、最後は阿修羅を裏切りました。彼は阿修羅を慰めながら、一体何を考えていたのでしょう。」

另一股力量……你是指帝释天?

哼,帝释天平日里一副温和可亲的模样,结果却背叛了阿修罗。

不知他安抚阿修罗时究竟在想什么。

【源頼光】

「あまり気にする必要はない。阿修羅も隙をついて、自分の霊神体を帝釈天の体内に入れた。他人の精神力に監視、ひいては支配されるのは……いやなものだ。」

不必过分在意这些,其实阿修罗也趁某个机会将自己的灵神体注入了帝释天体内。

被他人的精神之力监视乃至掌控……可不是一件好受的事。

【天剣刃心鬼切】

「阿修羅が少し怒っただけで、深淵の魔神達も発狂してしまう……彼の精神力は他の天人よりも遥かに恐ろしいものです。それなのに、なぜ帝釈天を徹底的に支配しないのでしょう?」

阿修罗稍稍动怒便会引得整个深渊的魔神发狂……他的精神力远比其他天人可怖。

既是如此,他为何不借此机会将帝释天彻底控制?

【源頼光】

「この二人の駆け引きは、そう簡単に誰が優位だと言えるものではない。ひょっとしたら、二人はその過程を楽しんでいるのかもしれない。」

这两人之间的博弈,很难说谁更占上风。

或许他们享受其中也不一定。

【天剣刃心鬼切】

「……(こんなことすら「楽しめる」のか?)源頼光、気付きましたか。我々は深淵の深部についてから、ずっと誰かに見張られています。」

……(这种事也能用来「享受」吗?)源赖光,你有没有感觉到,自从我们抵达这深渊底部,就一直有人在盯着我们?

【源頼光】

「先客がいるからね。」

有人比我们早到了。

【天剣刃心鬼切】

「ここは日の光を浴びることのない場所、しかし隅に紅蓮が生えています。つまり……」

这里虽然不见天日,但角落里却生长着红莲。你的意思是……

【源頼光】

「鬼切、本体の刀の周りにある霊符を勝手に剥がすな。自分のものではない精神力を感じても、簡単に惑わされるな。」

鬼切,护佑在本体刀周围的符咒不要随意拔除。

若你感受到不属于你的精神之力,一定不能轻易受其蛊惑。

【天剣刃心鬼切】

「源頼光、俺をなめるな!俺の身の安全を心配するより、血肉の体の人間であるご自身の心配をすべきでは?」

源赖光,别小瞧我!

比起担心我的安危,明明还是你这血肉之躯的人类更为脆弱。

【源頼光】

「先に潜む未知なるものを恐れるな、前に進もう。」

不必因前方的未知而束住手脚,继续前进吧。

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